東北へ行こう!⑤(後半)

Shiba

2014年05月12日 20:20

平成26年4月28日(月)晴れ
東北バイクソロキャンプツーリングの3日目を迎えた

<前半はこちらから!>

まずはキャンプ場の紹介から^^



岩手県山田町のある、船越家族旅行村オートキャンプ場の11番サイトに泊めてもらった。



区画の大きさは、こんな感じ??(伝わりにくい^^;)。。。



気さくな管理人がいらした管理棟



こちらはキャビン
今回の宿泊客は私とキャビン組の2組だけ。

キャビン組の方は夜遅くにinされて(私は爆睡中・・・)
朝早くに出て行かれた



こちらはトイレ



そして、炊事棟
こちらのキャンプ場は、ガス台が使い放題?^^



シャワー室もあり、かなり高規格なキャンプ場



東北地方も、この時期は桜が満開
前日の福島と言い、今回もお花見キャンプとなった



震災前は、ここはフリーサイトだったらしい。
そこを仮設住宅の敷地として、提供されたとの事。

復興と言う意味であれば、いつかここもキャンプ場として元に戻って欲しいと思った。



午前8時
撤収完了



牡蠣が美味しく養殖されている、山田湾
こんな綺麗が海を、あの大津波が襲って来たとは全く思えない。。



山田町の街中に残る、1台の車・・



今日は、さらに三陸海岸を宮古市方面へ北上の予定だが・・
まずは前日によった、やまだ観光物産館とっとに寄って見る^^!



お目当てはコレ
あまりの美味しさに、自宅へ配送してもらった

1袋1,000円やけど、600グラムも入っているのでかなりの大きさ



どっから、おでんした~え~??

って聞かれたので?



貼って見た

さて、自宅へ土産を送ったあとは、ひたすら宮古市方面へ北上を続ける・・



道中に出て来た津浪の標識
川を約5キロ逆流したと聞いた事があるが、ここがその現場なのか??

ここから先、海へ向かう道の4,390mも津浪の浸水区間が続いているとの事だ。



そして宮古市に到着。。
ここは、あの黒い大津波が岸壁を乗り越えた宮古湾。

当時ニュースで配信された現場に立ってみる・・



船が接触した橋げた



津浪の傷痕が残る・・



宮古市役所
ここの屋上から、職員さんが避難を叫んでいた。。



宮古市からR106を、盛岡方面へ進む。
盛岡ICから東北道を福島方面へ



もう一つの被災地・・
原発エリアへと向かう!



南相馬市に入ると、このように放置されている民家が目立つ。。



特に市内南部、浪江町近くになって来ると・・
流された建物も、車もそのまま放置されていた。



崩れた民家も・・



そのままだ。
3年も経つと言うのに・・・



トラックも・・





車屋さんも・・





積載車もそのまま放置されている。



店舗看板から、こちらは和菓子屋さんの跡地と思われる。



原発の避難エリアで、立ち入りが禁止されていた地域では・・
今もこのように放置されてしまっている。

まだ3年と言うより・・
ここは、未だ完全に時間が止まっている。



福島県浪江町と双葉町の町堺近くの、浪江町高瀬付近
ここから先のR6号線は、許可無しでは立ち入りが出来ない。

ここから福島第一原発までは、わずか5キロの距離・・

厳重な体制で通行証の確認が行われていた。



Uターンし、浪江町の市街地へ行ってみる。





完全なゴーストタウン。
警備員とパトロール中の警察以外、街の人は誰一人としていない。。

震災前は人通りも多く、普通に暮らしていた街・・
その街が原発の事故で、完全なゴーストタウン化してしまっている現状

地震は天災で、原発事故は人災だと言っていた評論家がいた。
ある意味、ここへ来てその意味が分かった。



浪江町役場。

ここは本当にひどい・・
津浪で流されてしまった方々も、本当に胸が痛くなるが、原発の影響で住む事すら出来なくなってしまった地域。
家を追われ、故郷を追われ・・・

本当にこの現実はひどい
これはまさしく人災だと思う。



そして、もう一つゴーストタウン化している福島県飯館村へ向かう。



この村は、沿岸線ではなくかなり山側に入った村である。
原発の事故で、未だに住むことが出来ない街。

全住民が他地域へ避難されている。



閉まったままの、飯館村郵便局に



営業が出来ないでいる、ホームセンター



通常であれば、これから田植えの季節を迎える田んぼ・・
3年も放置されたままだ。。



福島県立相馬農業高等学校飯館校





グランドも荒れたままの状態。



再開はもう無理なんだろう。
移転先も決まり、このまま廃校になってしまうのだろう。。



飯館村も除染が進んではいるものの、果たして街は元通りに戻るのだろうか??

世の中から津浪を無くす事は出来ないが・・
原発を無くす事は出来るはずだ。
現に国内の全原発が止まっても、電気は止まらなかった。

日常の生活になくてはならない、大切な電気。
このような事故は2度と起こしてはならないと、本当に思った。

原発を無くすのか、新しい電気を考えるか?
早く方向性を決めないと、そうこうしている内に火力発電に頼る事で、大量の二酸化炭素を出し続けてしまっているのではないか??とも思ってしまう。

地球温暖化の為にも、何とか早くに解決策を考えて欲しい・・・



そして、飯館村から福島県二本松市に入り・・
初日と同じく「あだたら高原野営場」

かなり時間も遅くなり、暗い中テント設営し、今回はキャンプ場の前にある「スカイピアあだたら」のお風呂へ行った^^!



今回の旅は、色々と考えされれる事が多かった。
旅を振り返りながら、夕食を作る



鳥鍋

3日目走行距離:541キロ



いよいよ、最終日の朝を迎える





今日は撤収して、帰るのみ
なので、しばらくゆっくりして見る・・

朝食は



前夜の鳥鍋のダシを使った、「煮込み過ぎうどん」^^



東北の地酒も、結局最後まで飲めなかった^^;
自宅へ持って帰ろうっと。。



撤収完了!!



さてと、また10時間掛けて帰りますか
東北道二本松ICにてパチリ



北陸自動車道のSAから見えた、立山?方面
北アルプスも、今ちょうどいい季節なのかな??

機会があれば、バイクでまた訪れてみたいなぁ~



北陸道を快調に走り、福井県鯖江IC付近。。。

ガソリンのタンクを「リザーブ」に入れたまま走り続けてしまっており
まさかのガス欠

最後の最後で初歩的なミスを犯してしまう
任意保険を掛けている保険会社へ連絡し、無料で10リッターのガソリンを運んでもらい、何とか復活
無事に自宅まで帰って来た。。

最後のオチはいらんけど、本当に行って良かったと思う。
出来れば数年後に、もう一度バイクで訪れて見たい。

4日目走行距離:818キロ
総走行距離:2,636キロ



改めて・・
今回の東日本大震災により被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。


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